ハーブエキスを含んだスチームをゆっくり全身に浴びる事により、身体を深部から温め、各種ハーブの効果・効能をより得易くなります。 生体の深部まで温めることのできる遠赤外線を放射できる材質とは、どのような理由によるのか解説します。 ▶発汗に有効な遠赤外線とは… アメリカ航空宇宙局(NASA)が、生体の代謝・成長・育成に不可欠な波長として発見した「赤色光線」より波長の長い赤外線の中、3〜1000μ(ミクロン)位の波長で、これを「遠赤外線」といい、人類は知らずにその発生以来、この遠赤外線のおかげをうけて生きてきた。目には見えないが、「生体に深く浸透して熱反応を起こします」人体に極めて有効不可欠な光線です。 遠赤外線の中でも、特に8〜14ミクロンのものは、体に優しく吸収され、体に良い影響をもたらすことがわかり、この波長の遠赤外線は特に「成長光線」とも呼ばれています。 ▶最適な遠赤外線の共鳴波長とは… ヴィーンの変位法則に従うと生体の体表温度を約36.5℃とした場合は、共鳴波長は9.4μ(ミクロン)になります。 ヴィーンの変位法則の公式は、波長(μ)=2897/表面温度℃+273 波長(μミクロン)=2897/36.5℃+273=9.4μ(ミクロン)になります。 ▶アーユルヴェーダの発汗法(Sveda)の生体共鳴整合性を考えると 1、熱発汗(ターパ・スヴェータ Tapa Sveda) 石や金属などを加熱し用いる。煎じ薬で焚いたご飯も用いる(ピンダ・スヴェーダ)。 2、熱発汗(ウシュマ・スヴェータ Usma Sveda) 蒸気または熱気を用いる発汗法、煎じ薬の蒸気、全身の温蒸(バーシュパ・スヴェータ :寝台式蒸風呂)と部分温蒸(ナーディ・スヴェータ :管の先から蒸気)がある。 3、温湿布発汗(ウパナーハ・スヴェータ Upanaha Sveda) 薬物の粉末に酸粥・岩塩・油剤を混合しペースト状にし適度に温め、布に包んで患部に適用する。 4、温湯発汗(ドラワ・スヴェータ Drava Sveda) 温めた煎剤や液剤を満たした釜に身体を浸す。 注:赤字の部分が人体と共鳴する有機質であるので深部まで温まる理由です。 ▶共鳴遠赤外線の人体への効果として次のことが認められております ・皮下深層まで温度上昇する---波長の共鳴吸収作用による深達力の増強 ・血液循環の促進 ・新陳代謝の促進 ・組織再生力の向上 ・知覚神経の異常興奮の抑制 ・自律神経の機能調整 富山医科薬科大学名誉教授 日本アーユルヴェーダ学会 前理事長 日本オリンピック協会強化スタッフトレーニングドクター 有限会社アロマトーク顧問医師 ハーブの遠赤外線効果
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